ヨーロッパで就活するならヨーロッパに住んでいた方が圧倒的に有利、ということで語学学校に通いながら就活している人を結構見てきたけれど… 私は語学学校ってあんまりオススメしない。日常英語が話せたところですでにアドバンテージにはならないと思っている。英語が話せる人口は増えているので、できて当たり前って感じ。あと、就活にはやっぱり日数がかかる。そこでお勧めしたいのが世界ランキング TOP200 に入っているヨーロッパで学士以上の学位を取得して → オランダで就活 というプロセス。対象の大学を卒業すると、Zoekjaar visum というカテゴリのビザを申請することができる (2020年1月現在)。
オランダ入国管理局: Zoekjaar visum (Search year visa)
ちなみにエンジニアリング関係の場合は、オランダの Eindhoven に住むのがお勧め。南部には(ドイツに近いこともあって)三菱自動車ヨーロッパとかリコー、etc. 日経企業がいくつかあるけれど、ヨーロッパ資本のエンジニアリング関係は、Eindhoven に拠点があるところが多いらしいです(日本でいうと愛知みないな感じ?)。
下の写真はオランダ南西部に出張に行った時の。オランダ人の友達の中には、南部は田舎で古い価値観の人が多いから嫌いだ!って言う子がいるけど(苦笑)私は好きだよ。
開発・研究職で就職しやすいと私が思う ヨーロッパのTOP3は以下の通りです 🙂
- VISAが問題にならない 企業がVISA発行のために払うコストが安いので、ビザ問題で不採用・不利になることは殆どない。
- ハイレベルなドイツ語が必要 事務職、品質管理や日系企業なら英語だけでも十分なところが多いみたいだけれど、現地資本のハイレベルな開発・研究職ほど、ビジネスレベルのドイツ語が必要。殆どの大卒ドイツ人は英語が話せるけれど、やっぱり高度な内容ほど母国語じゃないとやりにくい、というのが理由みたい。実際に、例えば、BMWのドイツ拠点は開発職の募集要項には、”Sie verhandlungssicher in Deutsch und Englisch kommunizieren” って明記してある。verhandlungssicher はbusiness fluentなので、ドイツ語と英語両方でビジネスレベルのコミュニケーションが流暢にできることが、必須要件として記載されている。
- Arbeitszeugnis (推薦状)問題 Arbeitszeugnis…これは、前の職場からの推薦状なので、新卒採用の子は関係ありません。キャリア採用の場合は結構な確率で求められます。(英語でコミュニケーションを取っている場合はreference letterって言うけど、求められる内容は同じ。)ドイツ独特の文化で、英語圏の推薦状以上の表現力が求められるらしい。(英語で書かれているのは問題にならないけれど、acceptされるための表現が…苦笑)ネイティブや、Arbeitszeugnisのサポートを業務としてやっている現地の法律事務所にチェックしてもらうのがお勧め。
- 英語だけでOK でも、オランダ人と過ごしてきて思ったのが、挨拶だけでもオランダ語でするとすーっごく喜ばれる。なので、私は挨拶や知ってるフレーズはオランダ語を使います。でも、英語だけで十分。
- VISAの取得が容易
- 英語だけでOK
- とにかくVISAが問題 まず、sponsorshipを持っていないとその会社がVISAを発行できない。(ちなみに、学生VISA, Tier4 の場合は大学がsponsorだよ。) VISAを発行できる会社であっても結構コストがかかるので、UK/EU国籍の子が優先になるケースがほとんど。いわゆる大企業だとsponsorshipを持っていることが多いけれど、あのBoeing(本社はアメリカだけど、イギリスにも開発拠点がある)ですら、募集要項に、ビザ出さないから市民以外は受け付けないって書いてあるので注意。
今日は、ネイティブの子が使ってたけれど、日本語に直訳すると意味が分からなかったフレーズ。
● I spilt (some) beans! / 秘密を洩らしちゃった!
この慣用句の場合、お豆じゃなくて秘密や本来言うべきじゃないことをさします。”spill” はイギリスで好んで使われる動詞なので、 アメリカ人はあんまり使わない表現かも?でも、イギリスでは珍しい言い回しってわけじゃありません。
● I’d be out of your hair. / 邪魔しないでおくよ。
be 動詞の代わりに keep とかも使えます。