英文でタイトルを書く場合は、1番最初の単語を除いて、前置詞(for, on, in, etc.)と冠詞(a, the)のみ全て小文字。その他は、単語の1文字目だけ大文字にする。
e.g. An Alternative Method to Determine the Magic Tyre Model Parameters Using Genetic Algorithms
最初の”an”は冠詞だけれど、1単語目なので大文字で始める。その他の前置詞と冠詞(この場合は、toとthe)は小文字だけで記載。
論文を提出する学会のポリシー、レポートを提出する教授(学校)の指定に合わせるのが鉄則だけれど、代表的なスタイルは以下。
・ Harvard style: 世の中で1番一般的(そしてお堅いので、学校のレポートでもほぼNGを出す先生はいない。すくなくともイギリスでは。)なのが、このハーバードスタイル。ちなみに、最初のレポートで、自動車技術会のスタイル(後述のSAE Technical Papers style)を使ったら、それはちょっと簡略的だし、本文中に参考にした文献を書いた人の名前が見えないのが好きじゃないからHarvardに直してから出してって言われたことがあります…
・ SAE Technical Papers style: これは、SAE Internationalがその学会に論文を出す際、指定しているフォーマット。日本の自動車技術会もこれに準じている。詳細は SAE International のサイトを参照してください。私は見やすい&気になった文献のタイトルを文末のReferencesから探しやすいからこれが好き。
・ APA style: American Psychological Association が提唱しているスタイル。心理学って分野だけれど、学会の規模が大きいせいか?ほかの分野でも使われているケースが結構あります。
●本文
引用・参照した箇所の文末に、その文献の代表者1名の苗字と発行年数を記載する。ただし、文末の句読点(。)の前に挿入すること
e.g. …..was proved (Sato, 2017).
ちなみに、文献の作者が複数いる場合は、1名分の苗字だけ書いて、et al.(など、の意味)を追記する。
e.g. …..was proved (Sato, et al., 2017).
ちなみに、日本の論文では図の引用にreference情報を書かない人が多いけれど、本当はNG。SAEスタンダードみたいな学会が定義している座標系なんかでも、自分で作らずコピーしてきた画像の場合は、画像の下の[Figure 1. xxxxx]の下に、本文同様に丸カッコで、参照文献の代表者の苗字と発行年数を記載すること。
●文末の参考文献リスト(References)
参照した順ではなく、ここでは著者苗字のABC順にリストを作成。著者名(※苗字.名前のイニシャルの順で記載)、発行年数までは文献の種類によらず同じだけれど、その後はジャーナルなのか、本なのか、websiteなのかで項目が違うので注意。
e.g. ジャーナルの場合
Antanaitis, D., Monsere, P., and Riefe, M. (2008) “Brake System and Subsystem Design Considerations for Race Track and High Energy Usage Based on Fade Limits”, SAE Int. J. Passeng. Cars – Mech. Sys. 1(1): pp.689-708, doi:10.4271/2008-01-0817.
Barclay, F., Pavliotis, M., Kiran, D., Qureshi, H. A., and Ball, R. (2005) “White Noise and Particle Behaviour”. Journal of Mathematics and Physics 2 (1), pp.22-38.
e.g. スタンダードなど、学会や会社の標準の場合
SAE International Surface Vehicle Recommended Practice, “Laboratory
Measurement of the Composite Vibration Damping Properties of Material on
a Supporting Steel Bar,” SAE Standard J1637, Rev. Aug. 2007.
初回に「正式名称」+「(略語)」で記載して、2回目以降は略語のみでOK。
e.g. Reynolds-Averaged Navier Stokes (RANS) is widely used ………. the RANS is the cause of the inaccuracies…….
参考文献によって、苗字(surname)、ミドルネーム(middle name)、名前(forename)の順序が違うし、オランダ人なんか、deが氏名の間に入る(でもミドルネームじゃない)人もいるから、referencesのリストを作るためにどっちが苗字か調べるのに時間がかかる(ネイティブじゃないから知らないので)~って嘆いていたら教えてくれたのがこのサイト。
どのスタイルの参照方法なのかを最初に選ぶと、referencesに記載するスタイル(順序)で必要な情報を表示してくれるのも助かる。